1948-06-05 第2回国会 参議院 決算委員会 第19号
ひとり司法省關係の刑務所が悪いというのではなくて、一般的に物品の經理はどうも引締なくてはならんのではないかというふうに考えるのでありまして、ここに掲げました例は靜岡、京都の兩刑務所及び大阪の拘置所に關する件でありまするが、これらのものは物品の經理としては甚だよろしくないように考えられるのであります。
ひとり司法省關係の刑務所が悪いというのではなくて、一般的に物品の經理はどうも引締なくてはならんのではないかというふうに考えるのでありまして、ここに掲げました例は靜岡、京都の兩刑務所及び大阪の拘置所に關する件でありまするが、これらのものは物品の經理としては甚だよろしくないように考えられるのであります。
又これを國家的な方向に使う、これについてはひとり司法省だけでなしに政府の各機関、又國会方面においても、是非これを司法省だけの問題としてでなしに、國家全体の問題として取上げて頂きたいと考えておるのであります。そこで考えましたのが北海道の開発に対する囚人の労力の利用方法、こういうものを考えて見たのであります。
いろいろな事業関係から見てそのような考慮も亦ひとり司法省だけの問題ではなく、農林省だけの問題ではなく、廣く全般についてそういうことが必要だと思いますから、引続いての御考慮として、政府の方でも考え、我々の方でも考えて行きたい、こういうふうに考えております。